治療百家 健康ブログ
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染色体異常の男性不妊症、35歳未満の8割で精子採取
 染色体異常による男性不妊症「クラインフェルター症候群」の患者は多くの場合、無精子症となるが、35歳未満であれば、8割近くの人で精巣内から精子を取り出せることが、帝京大医学部の岡田弘・助教授(泌尿器科)の研究で明らかになった。

 晩婚化が進むなか、「病気が疑われる人は早めに受診し、精子の凍結保存などの対策が必要」と岡田助教授は訴えている。成果は米生殖医療学会誌11月号に掲載される。

 クラインフェルター症候群は、男性の600〜1000人に1人の割合で見つかるとされる。結婚後に初めて病気に気付くケースが多い。一般男性の精巣は約14ccだが、同症候群の患者の精巣は2〜3ccしかない。

 岡田助教授は同症候群の男性51人に対し、精巣内から精細管を取り出し、その中にいるわずかな数の精子を見つける手術を行った。その結果、25〜34歳では77%と高い確率で精子を得られたが、35〜44歳では24%しか採れなかった。加齢によって精子形成が悪くなる理由は不明という。

 精子が採れれば、顕微鏡を使って卵子の中に精子1匹を注入する「顕微授精」という方法で体外受精させることができる。岡田助教授は「若いうちであれば、精子が採れる可能性が高いので、あきらめず早めに泌尿器科で受診してほしい」と話している。

                           読売新聞

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